こんにちは。技術部の堀越です。
先日、セキュリティ研究者のOmer Gil氏によってPayPalがWebキャッシュを詐称した攻撃(Web Cache Deception Attack)に脆弱であると指摘されました。
この攻撃は、「Web Cache Deception Attack」と呼ばれており、ユーザの機微な情報が意図せずWebキャッシュサーバに保存され、誰でもキャッシュされた情報にアクセス出来てしまうという脆弱性です。
この攻撃手法は、受動的ではあるが攻撃成功時の影響範囲が広く、Akamaiからも注意喚起がされています。
そこで、今回はOmer Gil氏のブログ内でも公開されているIISとAplication Request Routing(ARR)を使い検証してみました。
本記事では皆さんが検証出来るように構築から順を追って記載しています。